鋼鉄.biz ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮 攻略

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release2010-02-28
last update 2015-06-05

時は金なり/兵は拙速を尊ぶ/場所は取り戻せるが、時間は決して取り戻せない

説明

時間の大切さをとく格言としてもっともポピュラーなのは「時は金なり(Time is money.)」だが、他にも
  • 孫子
    「兵は拙速を尊ぶ」
    ※正しくは「兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるを賭みざる成り」
  • ナポレオン
    場所は取り戻せるが、時間は決して取り戻せない。
    "nous pouvons regagner de l'espace ― du temps perdu jamais"
    「我々は空間を取り戻すことはできる―だが失われた時間は決して取り戻せない」
  • グナイゼナウ
    "Raum mögen wir wiedergewinnen; verlorne Zeit nie wieder"
    「空間を取り戻すことはできるが、失われた時間は決して取り戻せない」
    (シュタインに宛てて書いた手紙)
  • グデーリアン
    「スピードは武器だ(スピードこそ武器だ/エンジンは武器だ)」
    「厚い皮膚より早い足(脚)」

    おまけ ロンメル元帥「迅速な行動が勝利のカギを握る」
などがある。

孫子
「戦いを長引かせると国が疲弊するので、多少問題があっても短期間で終わらせた方が良い」と言っているのであって、 事前準備が不用と言っているのでは無い。孫子は「敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず」と、事前準備の大切さも述べている。

従って単純に「拙速」が「巧遅」に勝ると言う意味ではないが、日本国内ではこちらの意味で使用している例が多い。
誤用ではあるが「先んずれば人を制す」(司馬遷『史記』巻7[項羽本紀])のであり、 ぐずぐずして行動を何も起こさなければ結果は出ないのだから、あながち間違いでもない。 一番やってはいけないのは、いい考えが出ないからとズルズルと「考える(ふり)」を続け、 敵に先手を取られる(あるいは時間的余裕が無くなったり、対処が遅れて事態を悪化させる)こと。

無論、むやみやたらと突撃するのは『蛮勇』であって論外である。


ナポレオンとグナイゼナウ
『勝機』に関することば。 (守勢から攻勢へと転じる)タイミングや機動(行動)の重要性などを指している。 武道などで言う『一瞬の隙を突く』事ととらえると理解しやすいかも。

もっとも、タイミングの重要性(チャンスを逃すな[生かせ])と言ったことがらは、 昔から様々な形で言われていることでもある。
我々が日頃行っている訓練や学習(勉強)も、 いざと言うときにタイミングを見極める判断力の育成と チャンスを最大限に活用(リスクの場合は最小限に抑制)できる能力を保持するためのもの。

尚、ナポレオンの言葉は、グナイゼナウの言葉をナポレオンの言葉と誤って伝えられた物と言う説もある。


グデーリアン
急襲(奇襲)によって敵を混乱に陥れ、正しい判断や行動をおこなえないようにする。(電撃戦)
あるいは戦いに有利な地形・場所を戦場に設定することや重要な拠点を先に占めることで優位に立つこと。(先手必勝/戦いにおける主導権)や、 すばやい移動によって特定の空間において兵力を優位にすること。(機動戦・兵力の集中)を端的に言ったもの。
補足
グデーリアンはその著書(電撃戦)で
「装甲」と「機動」とは装甲兵種の戦闘特性の中の一部ではあるが、
最も重要なものは「火力」である。
と言っており、火力そのもののを否定している訳ではない。
ただ、その火力(兵力)を迅速に射点*1(目標地点)に移動(集中)させるために必要とされるのが
「速度(機動力)」であると説いている。
だから敵より速く展開できる機動力*2は武器なのであり、戦車は装甲より脚(機動力)を優先すべきとしていると解す。
*1 WW2の戦闘機に置き換えてみると速度(機動力)の重要性をイメージしやすいかもしれない。
機動力(機体性能&操縦者の技量)に劣る戦闘機は、射点に着けず一方的に撃たれるだけの存在になる。
*2 無論、戦車だけでなく、戦車が戦うために必要なオットー(燃料)とハーマン(弾薬)を運ぶ兵站部門や随伴歩兵などにも機動力を与える必要がある。

これらは国力、勝機、機動戦について語っているのであり、守勢に立つ事や持久戦そのものを否定しているのではない。 時には「動かざる事山の如く」時には「動くこと雷霆(らいてい)の如し」なのである。

戦争中(戦闘中)は、時が経つにつれていろいろと問題が発生するもので、 クラウゼヴィッツが言うように「戦争においては『摩擦(偶発的、予測不能な障害)』が生じるものであり、 摩擦を克服する能力は天才(指揮能力)に求められる」か、 凡人でも対処できるだけの優位性(時[先行・主導]、地[の俐、陣]、走[機動・輸送力]、物[兵站・予備兵力]、健[士気・体力]、知[知識・情報]など)を確保(担保)させる必要がある。

自分が凡人(=がんばって考えても『拙遅』になるだけ)であると知っているならば、 問題が生じても対処できるだけの時間的余裕を確保しておくためにも拙速であるべき(先制することで戦いの主導権を握る)。 こちらの行動が早ければ、相手も対処するだけの時間的余裕を失い兵力の集中や兵力の再編・動員(補給・補充)が行えず、 (各個撃破されるので)やってはいけないとわかっていても時間稼ぎのために兵力の逐次投入を行わざるを得なくなる。

但し、(繰り返しになるが)むやみやたらと突撃するのは『蛮勇』であって論外。 勝つ見込みが無いならば、潔く引くことも戦いの基本である。
多大な損害が出ても突撃せざるを得ない場合もある。
※現時点の損失が将来においてそれを上回る利益を生ずると判断された場合。 (例:203高地
※もちろん判断が誤っている場合もある。



おまけで速度と力(エネルギー)に関連してニュートンさんをご紹介
ついでにアインシュタインさんも

みんなも学校でならったよね。
力:N = kg・m/s2 / 運動エネルギー:E=1/2mv2  おまけ:質量とエネルギー:E=mc2
Nkgm/s2Emvc
質量(兵力)加速度エネルギー質量(兵力)速度光速度







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